2006年の秋ごろから、無性にオーロラを見に行きたくなっていました。2004年にイエローナイフで一度オーロラを見ているのですが、あのときの感動をもう一度、いや、さらにすごいオーロラを見たい!写真に収めたい!という気持ちが強くなっていたのです。
前回は本当に思いつきで旅立ち、運良くオーロラを見ることができたのですが、今回は立地、気候、オーロラ遭遇率など、きっちり下調べをしようと思いました。以下、考察です。
アラスカ・フェアバンクス~オーロラの感動再び■ 旅のはじまり
まず、オーロラ拠点として、ツアーの募集状況なども踏まえて以下をピックアップ。
・トロムソ(ノルウェー) ・キルナ(スウェーデン) ・イエローナイフ(カナダ) ・フェアバンクス(アラスカ) ほかに、フィンランドやグリーンランド、アイスランドなどもありましたが、今回はパス。
まず、立地で言うと、若干北欧勢が有利です。イエローナイフやフェアバンクスだと日本から18時間ほどかかるのに対し、北欧のオーロラ拠点へは13時間程度で到着可能ですし、北米より時差が小さいため体も楽です。
また、オーロラは地磁気時間というものの影響を受けるらしく、ここから割り出されるオーロラピーク時間は、実時間で北米が深夜1~2時となるのに対し、北欧は21時~23時、この点でも北欧が良いように思われます。 【オーロラ拠点の立地】 北欧(トロムソ、キルナ)>北米(フェアバンクス、イエローナイフ)
次に気候ですが、気温は北欧のほうが北米の拠点より暖かいようです。イエローナイフやフェアバンクスは夜ともなるとマイナス40度を下回ることもあるのですが、キルナだとせいぜいマイナス20度、トロムソの場合はマイナス10度にすら達しないくらいで、冬でも雨が降ることがあるそうです。
【オーロラ拠点の気温】 トロムソ>キルナ>フェアバンクス>イエローナイフ
そう考えると北欧のほうがよさそうに見えますが、北欧が緯度のわりに温暖なのは、スカンジナビア半島の北側を流れるメキシコ暖流の影響なのです。すなわち海水温が高いということですが、これは逆に雲や雨雪の生成要因となり、オーロラ遭遇率の点で言うと悪影響となります。逆に北米のフェアバンクスやイエローナイフは内陸にあり、乾燥した気候であるため雲が発生しにくいという利点があります。
【オーロラ遭遇率】 イエローナイフ>フェアバンクス>キルナ>トロムソ
ちなみに、街を楽しむといったオーロラ以外の要素で言うと、これは北欧のほうが楽しいみたいです。特にトロムソは北欧のパリといわれるほど美しい街だそうです。
【オーロラ以外の観光】 トロムソ>キルナ>イエローナイフ>フェアバンクス
ということで、つらくても、寒くても、とにかくオーロラが見たい!というのであれば北米、いろいろなアクティビティや観光を楽しんで、オーロラもできれば見たい!というのであれば北欧が向いている、と思います。
自分は絶対オーロラを見たい!ので、今回もまた北米を目指すことに。さらに、年に何便かフェアバンクスまでの直行便もあることが分かり、これを利用するとなんと片道約7時間!ということで、今回はフェアバンクスに決定です。
また、前回のイエローナイフは街のホテルに滞在して、毎晩バスツアーで観測地まで向かっていたのですが、これもなかなかつらいものがあり、また、時間が来ればオーロラが出ていても街に戻らないといけないという別のつらさもあったりなので、今回は宿からオーロラが観測できる、郊外のロッジを選びました。
■ 旅のルート
02/09 成田発
↓ ↓ JAL直行便 (19:00→8:00) ↓ 02/09 フェアバンクス着 ↓ ↓ 市内から車でおよそ1時間 ↓ 02/09~13 ノーザンスカイロッジ ↓ 02/13 フェアバンクス発 ↓ ↓ JAL直行便 ↓ 02/14 成田着
ノーザンスカイロッジというフェアバンクスから西に車で1時間ほどの場所にあるロッジに滞在したのですが、北の空が開けた形で建っていてオーロラ観測には最適、また滞在そのものもとても快適でした。
冬は日本人のお客さんが多いようで、宿の方も日本人の行動パターン(?)をよく分かってくださっているようです。でも、街は遠いですから、必要なものはあらかじめ持ってくるか買い込んでくる必要があります。 ■ 旅行記 インデックス |